「御酒飲帳」と蔵元巡り ほろ酔い旅いかが 福井市が誘客作戦

福井の酒蔵を巡る「御酒飲帳」と参加する蔵のラベル(福井市で)

 福井県内の酒蔵を訪ねてもらおうと、福井市は7月から「御酒飲帳(ごしゅいんちょう)」の配布を始めた。小さな蔵元に足を運んで銘酒ラベルとスタンプを集め、既定の蔵数を“制覇”するとプレゼントが用意されている。地酒と観光、おいしい食材巡りがセットで楽しめ、ご利益が期待できそうだ。

 参加するのは福井市、大野市、永平寺町など7市3町にある29の酒蔵だ。御酒飲帳には蔵の特徴、代表的な銘柄、連絡先、営業時間、見学や試飲ができるかといった基本情報を掲載している。

 各蔵で1000円以上の買い物をするとオリジナルのラべルが入手でき、御酒飲帳に貼ってページを埋めていく楽しみがある。県内には観光地や特産の土産物がたくさんあり、御酒飲帳には訪ねる酒蔵とその周辺の観光地を巡るモデルコースも紹介している。

 例えば永平寺コースでは、道元禅師が開いた大本山永平寺、黒龍酒造など三つの蔵を巡り道の駅「禅の里」に立ち寄る。名所旧跡の他、庭園、温泉、JA農産物直売所もコースに入っている。地酒に合うおつまみとして、おろしそば、へしこ、厚揚げ、おこもじ(漬物)などが紹介されており、酒好きにはたまらない。

 昨年、19蔵から始めた。東京など他県からも参加があり、「普段行けない蔵元の話が聞けた」「いろいろな蔵へ行ける」と好評だった。酒蔵からは「誰も来なかった所にも日本酒好きの客が来てくれた」「客とコミュニケーションが取れてよかった」と歓迎の声があった。今年は新たな蔵が参加し、地域も拡大した。

 福井市おもてなし観光推進課の八木佑平主事は「地酒と観光を組み合わせて、周遊滞在型の旅行を提案していきたい」と期待する。御酒飲帳は参加蔵元の他、該当する市町観光案内所が無料配布している。取り組みは来年3月10日まで。

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