カメムシ防除へ ドローン部隊 JAみやぎ登米

住友商事の担当者と今後について話すJA職員(左)(9日、宮城県登米市で)

 宮城県のJAみやぎ登米は、管内の水田約380ヘクタールで、農業用ドローン(小型無人飛行機)20機を使ったカメムシ防除を展開中だ。JAと住友商事、住友商事東北と2018年に締結した先端農業技術に関する「戦略的パートナーシップ」に基づいた取り組み。9日、登米市豊里町鴇波地区で水田の作業受託を請け負う農業生産法人ときなみファームが同地区の水田約100ヘクタールで、10機のドローンで防除作業をした。

 JAによると、単位JAがこれだけの水稲の規模とドローンの台数で大掛かりな防除をするのは珍しいとしている。13日まで行う。3者は管内農家に依頼し、農業用ドローンなどICT(情報通信技術)を使った先端農業技術の試験を実施。1年かけて検証を重ね、データを蓄積してきた。

 ときなみファームの今井兼也代表は「正確な散布で驚いた。今回の防除の効果を注視したい。今後はコスト面や効率の向上に期待したい」と話す。JAの星郁男常務は「作物の生育監視と同時に圃場(ほじょう)内でピンポイントの追肥や農薬散布の精度が高まれば、効果的で効率的な作業が可能になり、コストダウンと増収に結び付けられる。ドローンの普及につなげたい」という。

 JAは今後、管内の生産法人を中心に大豆や麦、キャベツなどの土地利用型作物の病害虫防除にドローンを活用してもらえるよう提案する考えだ。

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