柵で区切り捕獲強化 渥美半島のイノシシ根絶 豚コレラ拡大阻止へ 愛知県

 愛知県は、豚コレラ対策として進める渥美半島での野生イノシシ根絶のため、生息地域を移動防止柵で区切り、捕獲や侵入防止を強化する。今後、猟友会や地権者らと協議して実施に移す方針だ。

 県は4月に自治体や関係団体などと渥美半島野生イノシシ捕獲根絶協議会を設け、養豚場が集中する田原市、豊橋市を含む渥美半島での根絶に着手した。7月までに、前年同期より4割多い198頭を捕獲した。

 捕獲効率を上げるため、イノシシの移動を制限する柵の設置を2カ所で検討。半島南西の大山周辺では、生息地域を囲うように柵を配置し柵内での捕獲を強化する。半島南側の海岸部では外からの侵入や半島からの逃亡を防ぐように設置。生息調査も考慮しながら、詳細な設置場所を検討する。県は根絶の目安として「捕獲がゼロ、目撃もゼロの状態」(農業振興課)とする。

 県によると、国内でイノシシを根絶させた事例は少なく、江戸時代に長崎県・対馬で柵を徐々に狭めて全滅させた記録があるという。

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