和牛資源 管理強化へ 20年度、担当部署を新設 農水省

 農水省は27日、和牛の精液・受精卵の海外流出防止に向け、2020年度から「家畜遺伝資源管理保護室」(仮称)を設置することを明らかにした。和牛遺伝資源の流通管理適正化や保護強化を担う。同省は海外流出防止の強化へ、今秋の臨時国会にも家畜改良増殖法改正案を提出する方針。法制度と合わせて省内の体制も整える考えだ。

 同日の自民党農林合同会議に示した20年度組織・定員要求案に、同室の設置を盛り込んだ。同省畜産振興課に設ける。

 同省は和牛遺伝資源の中国への不正持ち出し事件を受け、防止策を検討。精液、受精卵の流通、在庫、利用状況の把握や不適正な流通への厳罰化などを課題に挙げており、同法の改正を検討している。新設する同室は法改正後の新制度の運用などを担う見込みだ。

 20年度からは輸出拡大に向けた政府内の司令塔組織となる「農林水産物・食品輸出促進本部」(仮称)に加え、食料産業局に「海外輸入規制対策課」(同)も設ける方針だ。

 同会議では、20年度の税制改正要望の主要事項も示した。認定就農者が一定の貸し付けを受けて機械など取得した場合の課税特例措置などを盛り込んだ。

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