農機運転能力 あなたは大丈夫? 富山厚生連が判定用ゲーム開発

高齢者の農機運転機能を確認するモグラたたきゲーム(富山県高岡市で)

 JA富山厚生連の大浦栄次アドバイザーは、高齢者の農機運転能力が衰えていないかを簡単に確認する、タブレット端末用のゲームソフトを開発した。ゲームセンターなどにあるモグラたたきゲームを応用した。プレイヤーの認知、判断、操作までの一連の機能と、ゲームの点数との関係性を確認。ゲームの点数が、自動車やトラクター運転の可否を評価する「一助として使える」とみる。

 開発したのは、七つの穴から顔を出すモグラをタッチペンでたたくゲーム。10インチのタブレット端末を使い、反応の速さや正確さをチェックする。高齢者の認知、判断、操作の一連の機能を総合的に評価できるよう、ゲームの結果を点数化するソフトを独自に開発した。

 農水省によると、直近の5年間の農作業事故死亡者は1654人。このうち65歳以上は1361人で82%を占める。農作業事故の発生要因は、作業環境や農機の不具合だけでなく、高齢で能力が衰えていることも考えられ、運転機能を判断するゲームを考えた。

 モグラたたきを応用したのは「親しみがあるものを作りたかったから」と大浦アドバイザー。モグラを4種類用意し、減点になるモグラも入れた。1分間にたたいたモグラの数や減点モグラをたたいた率も加味し、評価する。

 これまでに1500人以上が試し、日常生活の機能や健康診断の結果と照合した。歩くとつまずきやすいなど生活機能に問題のある人は得点が低い傾向になることを確認。車の運転でバックでの駐車に問題のある人やトラクター操作でヒヤリハットの体験がある人も得点が低かった。

 9月末までに完成させ、インターネット上での公開を計画する。
 

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