[活写] 秋晴れ願い 実りの“仕上げ”

協力してヨズクハデを組み上げる農家ら。1基で約300キロ分の稲を干せる(7日、島根県大田市で)

 島根県大田市西田地区で7日、地元農家らがフクロウに似た独特な稲木干し「ヨズクハデ」作りに、この秋初めて取り組んだ。

 西田ヨズクハデ保存会の農家や県内外から集まった一般参加者ら合わせて約30人が参加。丸太などを四角すい状に組んで、地元産の酒米「亀の尾」などを掛けて、2時間ほどで高さ約6メートルのものを2基作り上げた。

 「ヨズク」はこの地方の方言でフクロウを指し、ヨズクハデはフクロウが羽を休める姿に似ているため、この名が付いたと伝わる。50年ほど前は秋になると100基以上が収穫を終えた水田に現れたが、コンバインの普及などで激減。現在は、同保存会が制作に携わるものだけになった。今年は、合計6基を作る予定だ。

 稲の乾燥には20日間ほどかける。保存会会長の中井秀三さん(75)は「強い風に耐える干し方として先人が生み出した技を、令和の時代にも守り伝えていきたい」と話す。(富永健太郎)
 


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