豚コレラ 感染イノシシ発生県 捕獲事業 支援手厚く 補助率20年度上げ 環境省

 環境省は2020年度から、豚コレラに感染したイノシシが発生した県を対象に、捕獲事業への支援を手厚くする。これまでイノシシや鹿の捕獲事業には、かかる費用の最大半額を補助してきたが、補助の割合を3分の2まで引き上げる。捕獲頭数の増加を後押しし、豚コレラまん延防止につなげたい考えだ。
 
 豚コレラは昨年9月に岐阜市で感染が発覚。感染イノシシが確認されたのは、7日時点で岐阜や愛知など7県に上る。

 同省は23年度末までに、鹿とイノシシの数を11年度比で半減させる目標を設定。「指定管理鳥獣捕獲等事業」で、都道府県による捕獲を支援している。具体的には、都道府県が計画を策定し、猟友会などに捕獲を委託。委託に伴い発生する費用に対し、同省が補助を出す。

 補助の割合は最大半額で、東京電力福島第1原子力発電所事故の影響を受けた福島県だけ、3分の2まで引き上げていた。20年度からは豚コレラに感染したイノシシが発見された県も、同様の補助水準にする。

 同省は20年度から、検査体制も拡充する。現在、イノシシ捕獲後の豚コレラ検査は、各県の家畜保健衛生所と農研機構動物衛生研究部門が担っている。同省はもう1カ所新たに検査機関を増やし、既存の検査施設の負担減につなげる。

 同省は20年度予算の概算要求で、イノシシや鹿の捕獲事業に関する費用として前年度予算の6倍となる30億円を盛り込んだ。

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