[活写] 豚コレラワクチン 安心 一日も早く

豚コレラ生ワクチンの増産を進める松研薬品工業の冷蔵庫内。50万頭分のワクチンを保存している。瓶はサンプル(7日、東京都小金井市で)

 動物用医薬品メーカーが、豚コレラの感染拡大を防ぐワクチンの増産を進めている。東京都小金井市の松研薬品工業では、小動物の細胞で増やした弱毒ウイルスの入ったワクチン原液を凍結乾燥する作業を9月から開始。作業が順調に進めば11月末には同社が備蓄する50万頭分の生ワクチンに、さらに数十万頭分を追加できる見通しだ。

 都道府県知事の判断によるワクチン接種を可能とする「豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針」の改定に合わせ、9月に農水省が増産を要請。同社は通常、2年に1度ほど国の備蓄事業で保管するワクチンを生産しているが、要請を受けて指針改定後に接種を希望する都道府県へ速やかに十分な量を供給できるよう増産を急ぐ。

 同社の天野健一製造本部長は「生産に必要な資材の調達も各方面にお願いしている。豚の生産者が早く安心できるよう作業を急ぎたい」と話す。(染谷臨太郎)
 

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