20代3人に1人 “朝食離れ”が加速 健康より手軽さ重視 日本公庫調査

 20代の3人に1人が朝食を食べない──。若い世代の“朝食離れ”が加速していることが、日本政策金融公庫(日本公庫)が7日発表した調査で分かった。20代で朝食を食べない割合は34%で、3年前と比べて7ポイントも増えた。若い世代は食での健康志向が際立って低く、安く簡単に済ませたいとの傾向が強いことも判明。こうした傾向が、朝食を抜く習慣を加速させたとみられる。

 調査は2019年7月、全国の20~70歳代の男女2000人を対象に行った。

 食事を食べるのが「昼と夜だけ」「昼だけ」「夜だけ」と朝食抜きと答えた人の割合は20代で34%。全年代でも19%を占めた。

 年代別に食で重視することも聞いた(別途公表)。20代で健康を重視すると答えたのは25%。70代は6割超、60代は5割超だが、若いほど下がる傾向だ。一方、安さを求める経済性重視は51%、手軽さを求める簡便化重視は45%と、どちらも全年代で最高だった。

 若年層を中心に「食べること」自体への関心が下がっていることも分かった。食べることに「大いに関心がある」「関心がある」「やや関心がある」と答えた割合は全年代合計で77%。16年調査より6ポイント減った。20、30、40代は67~72%で、8~10ポイント減った。

 日本公庫は「若年層は食による健康を意識せず、安さや手軽さを求める動きが朝食抜きにつながったのではないか。何も対策しなければ、さらに朝食離れが加速する懸念がある」(農林水産事業本部)とみている。
 

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