自民・農林インナー新布陣 課題山積、手腕発揮へ

 自民党農政の方向性を決める農林幹部の非公式会合「インナー」の陣容が固まった。内閣改造に伴い、農相に就任した江藤拓氏が抜ける一方で、吉川貴盛前農相と宮腰光寛前沖縄北方相が復帰する。9人のうち7人が閣僚経験者で、うち4人が農相経験者。重量級の布陣で、山積する農政課題に対応する。
 

閣僚経験者7人に


 吉川氏と宮腰氏の他のインナーは、塩谷立農林・食料戦略調査会長(元文部科学相)、野村哲郎農林部会長、森山裕国会対策委員長(元農相)、林芳正元農相、小野寺五典元防衛相、斎藤健元農相、山田俊男都市農業対策委員長。いずれも留任となった。

 インナーは党の正式な機関ではないが、難しい農政課題について、党内議論に先立って少数の幹部で協議する場だ。農協改革など安倍政権での一連の農政改革では、首相官邸や規制改革推進会議と調整をしたり、党の意見の方向性を固めたりする役割を担ってきた。

 今秋も、日米貿易協定の合意を受けた国内対策の改定、食料・農業・農村基本計画の見直し、豚コレラ対策など、喫緊の農政課題が山積する。規制改革推進会議の後継組織は近く発足し、作況次第では米の需給が緩和する可能性がある。豊富な経験を生かし、党農政主導で難題に解を見いだせるか、手腕が試される。
 

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