[あんぐる] 静かな人気「農業ミニチュア」 郷愁、憧れ…胸キュン

アニメ風農業女子フィギュアと耕運機「F90」

 農業を題材にしたミニチュアが静かな人気を集めている。“萌(も)え系”フィギュアと農機を組み合わせた斬新なプラモデルは模型ファンの心をつかみ、農作業の紙製ミニチュアは部屋を飾る小物として女性が注目する。さまざまな模型を集めた。(富永健太郎)

 アニメ風の農業女子フィギュアが操るのは、ホンダが1966年に発売した耕運機「F90」。東京都千代田区の玩具メーカーのマックスファクトリーが、2018年に売り出したプラモデルだ。大きさは実物の20分の1で、やかんや水筒などの小道具も添えた。開発担当の高久裕輝さん(37)は「耕運機がSFに登場する機械に見えた。農業は未開拓の分野だが、売れ行きはいい」と手応えをつかむ。

 

 茨城県守谷市の巧玩具設計者・河邊明さん(69)は、趣味で半世紀前の米国社製トラクター「フォード871」を木で作り上げた。コンピューターで描いた図面を元に、板から工作機械で部品を切り出した。大きさは実物の12分の1。さまざまな木製玩具を手掛ける河邊さんは「古いトラクターの無骨なデザインに引かれた」という。

 東京都世田谷区のテラダモケイが販売する、農作業中の農家を表現した紙製のミニチュアが女性に人気だ。元は建築模型に添える部品だったが、農作業を再現したものが「懐かしさを感じる」と注目された。切り離して折るだけで飾れる。同社の足立睦さん(39)は「20代から40代の女性が、部屋に飾って楽しんでいる」と話す。
 
農作業中の農家を表現した紙製のミニチュア
 
 埼玉県蕨市の模型メーカー、マイクロエースが販売する「箱庭シリーズ『農家』」は、かやぶき民家や水田を再現したジオラマ風のプラモデル。実物の100分の1サイズで、屋根はヤシの繊維で表現。完成すると、井戸や荷車などがある農家の庭先ができる。水田の部分で栽培できるチモシーなどの種も付属する。同じシリーズに牧場などもある。同社は「作って育てて楽しんで」と勧める。

「あんぐる」の写真(全4枚)は日本農業新聞の紙面とデータベースでご覧になれます  

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