全中や農中 貨客混載いける 東京経由しルート開拓 旅客機で輸出も 販路拡大に期待

 JA全中や農林中央金庫、三菱地所など5者は、バスの空きスペースを使って運んだ農産物を販売する貨客混載の事業を拡充する。東京都心での販売会に加え、各地の産品を東京経由で地方の直売所などに持ち込む新たなルートを開拓。少量多品目を比較的安く運べる特徴を生かし、販路拡大や直売所の集客力向上につなげる。輸送には旅客機も活用し、台湾などへの輸出にも乗り出す。

 1日に都内で事業参加者向けに開いた会議で明らかにした。5者は2018年から、地方発の高速バスに農産物を積み込み東京・丸の内周辺に運び、オフィスビルなどで販売会を開いている。空きスペースの活用で一般的な運賃は宅配便の半額以下。1日時点で18府県の産地と29のバス会社が参加し、19年度は450回の販売会を予定する。

 今後、東京に集めた農産物の一部を別の地方行きのバスに載せ、直売所などでも販売する。出荷者の販路が広がる他、直売所側も端境期などに全国の農産物を並べられる。同事業に参加するJA直売所など3カ所が年内にも販売を始める。

 輸送では、航空機も活用し出荷先を海外まで広げる。高知県では農産物などを高松空港行きのリムジンバスに載せ、空路で台湾などに送る計画。年度内に試験実施する。

 全中は「直売所は、准組合員や地域住民とJAの接点として重要。事業は販路拡大などの利点があり、広がりに期待している」(広報部)と話す。
 

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