ジャガイモ 線虫通行止め 北海道の建設会社車両洗浄装置開発 タイヤ高圧噴射で確実

高圧洗浄される大型トラック(北海道芽室町で)

 北海道芽室町の建設会社、北土開発は、ジャガイモのシストセンチュウ対策で車両洗浄装置の開発を進めている。最新の画像処理技術を用いて、動いている車両のタイヤを自動検知するのが特徴だ。車両の速度に合わせて車両側面やタイヤに水を噴射。確実にタイヤを洗う。大型トラックのダブルタイヤの隙間も自動で高圧洗浄できる。現在、同社の敷地に試作装置を設置し、洗浄方法などを検討しているところだ。来春の発売を目指す。

 開発中の装置は、低速の車両が走り抜ける際に、水を噴射してタイヤやタイヤ回りを洗う。装置への侵入口付近に取り付けたカメラでタイヤの形を捉え、車両の侵入を検知。大型車や中・小型車も判別する。

 前洗浄では、循環水を床面に散水し、タイヤの走行面をぬらす。

 前洗浄をした後は、精密洗浄エリアで高圧水を32個のノズルから噴射。

左右の両方向から噴射することで水圧を高め、タイヤ側面や走行面だけでなく、ダブルタイヤの隙間の高圧洗浄を可能とした。車両の下部やタイヤをめがけて噴霧するためフロントガラスや荷台の農産物に水がかかりにくく、汚れにくいのも特徴だ。

 後洗浄エリアでは床面に消毒液などを散水し、走り抜けるタイヤの走行面を除菌する。車両が通過した後は、後洗浄エリアを水で洗い流す。洗った後の水は、泥の層で油分などを分離し、上澄みを前洗浄に再利用する。泥などは別に処理する。

 現在は洗浄試験を重ね、効率的な洗浄方法や低コストな施工法などを検討している。近隣の畑作農家の意見も踏まえて開発を進める。2020年4月に発売する予定だ。

 粒状ライムや石灰入り肥料を販売する同社は「シストセンチュウのまん延防止にも貢献したい」(事業本部技術部)と強調する。
 
 
動画が正しい表示でご覧になれない場合は下記をクリックしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=0mc5d77JMBM  

おすすめ記事

動画ニュースの新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは