獣の捕獲 裾野広げる 会員募り狩猟支援 埼玉県横瀬町のベンチャー

 埼玉県横瀬町のベンチャー企業のカリラボは、猟期の始まりに合わせて15日、巻き狩りに参加したい猟師と地元猟師を結び付けるサービス「カリナビ」をスタートする。全国で初めての取り組みという。併せて、共同でわなを利用するサービス「ワナシェア」も展開する。野生鳥獣による農産物被害の軽減と、鳥獣被害や狩猟の実態を広く知ってもらうのが目的。狩猟免許を持たなくても参加できるイベントも開く。今年度は、町内で活動を実施し、今後は活動範囲を広げていくという。

 地域の巻き狩りを支援する「カリナビ」は、狩猟免許所有者に狩りの開催を案内するサービスだ。ベテラン猟師と一緒に狩猟でき、初心者も参加しやすい。無線機付きナビシステムなど、必要な機材を同社が貸し出す。地域外からも参加可能で、高齢化が進む地域では人手の確保につながる。免許がない人向けに、狩りの見学も受け入れる。

 共同でわなを利用する事業「ワナシェア」は、会員から出資を募ってわなを購入し、被害に悩む地域で利用するもの。わなや獲物の状況は、インターネット交流サイト(SNS)を利用し、写真や動画を共有する。わなの見回りは同社が担当するため、農家の負担は少ない。

 農家の他、野生鳥獣の肉(ジビエ)の消費者、狩猟に興味がある人も会員になれる。同社は「離れた場所でも捕獲を体験できる」とし、SNS上でわなを見学するウェブ会員と、捕獲した鳥獣の解体に同席できる正会員を設ける。同社は「体験で、消費者の狩猟に対するハードルを下げていく。地域の鳥獣害対策や町おこしに貢献したい」と話す。

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