熊本の実家からミニトマトが2ケース届いた

 熊本の実家からミニトマトが2ケース届いた。ハウス農家の兄夫婦が作っている。近所の教会の子ども食堂に1ケース持って行った。お裾分けである▼語源は「衣服の末端であるスソが、僅少(きんしょう)の意に転じたもの」(小学館『日本語源大辞典』)。裾は服の下の方のわずかな部分をいう。「少しですがどうぞ」といったところか▼以前は知り合いに配っていた。生で食べきれない時は料理に使うが、生食の方がおいしいし産地の宣伝にもなる。ところがお返しをもらうことがたびたび。お菓子などわざわざ買ったと思われるものもあった。気を使わせたことに心苦しさを覚えた。気軽にはできなくなった▼テレビ朝日の連続ドラマ「やすらぎの刻(とき)~道」にこんな場面があった。農家の老夫婦が野菜を漬物にし、余ったものを近所に分ける。もらった農家がある日、スイカを持参。おしゃべりしながら一緒に食べている。ナレーションが入る。「昔ながらの農家の暮らしだ」。残すともったいないから分ける。もしお返しをするなら、それもお裾分けでいい▼子ども食堂の開催日、教会の前を通った。笑い声が聞こえた。SNS(インターネット交流サイト)にはミニトマトの写真と「最高に、美味(おい)しかったです」との投稿。楽しい時間を分けてもらった。
 

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