直売所そーっとのぞいて見て メダカ養殖に愛情 催しでも人気、農業と二役 茨城県日立市 勝間田守さん

大好きなメダカの世話に精を出す勝間田さん(茨城県日立市で)

 茨城県日立市の勝間田守さん(72)は農業の傍ら、観賞用に改良されたカラフルなメダカを養殖して人気だ。専用のビニールハウスを建て、5年ほど前から本格的に養殖を始めた。今は色とりどりのメダカを80種類、2万匹まで増やし、地元の直売所や、イベントでメダカすくいを出店して販売する。

 

 勝間田さんは、愛好家の友人の薦めもあって、各地の交換会などに参加するようになり、さまざまな種類のメダカを少しずつ増やした。

 メダカは洗いおけやプランターに水を張って飼っている。種類別に150~200匹ほどをグループにし、一つのおけやプランターに入れ、50平方メートルほどのハウス内と屋外で管理する。

 養殖を始めた翌年から地元の直売所「十王物産センター鵜喜鵜喜」などで販売を始めた。700ミリリットルのふた付きのプラスチックケースの上部に穴を開け、通常の品種は10匹、珍しいものは雄、雌の2匹ペアで販売する。

 シーズンには1日20ケースほどを販売するが、1匹数十円から、高いものでもペアで1000円程度と手頃な値段も人気の理由だ。

 イベント時期には市や直売所などから声が掛かり、「メダカすくい」で出店もする。小さな子どもから高齢者まで幅広い年齢層に人気の催しで、1日で1000匹近くを販売することもある。

 餌やりは水温の高い時期は1日2回、水温が下がると1日1回ほど。200以上もの養殖おけがあるため、1カ月半に一度の水交換は一番大変な作業という。中にいるメダカを別の容器に移し、底に敷いた赤玉の土を洗うなどし、専用の井戸水を注ぎ込む。

 3月には産卵期を迎えるため、シュロの皮の繊維を丸めたものを水槽に入れ、産卵を促す。ある程度に成長したら、稚魚の種類や良しあしを選別する。これも、細かく時間の掛かる作業だ。

 勝間田さんはメダカの魅力について「特別な装置がなくとも、簡単に育てることができ、雄、雌がいれば産卵させて増やすことができる。小さくてかわいいし、いろいろな種類がいるのも楽しい」と話す。
 

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