国会が一段と騒々しくなってきた

 国会が一段と騒々しくなってきた。渦中の安倍首相は首相在職日数を更新中で、来週には2900日台に▼安倍さんはきょうの「国会開設記念日」をどんな気持ちで迎えたろうか。記念日は明治23年、初の国会を開いたことに由来する。当時は帝国議会で衆議院、貴族院の2院制。時の首相は陸軍出身の山県有朋で、貴族院議長は伊藤博文だった。安倍、山県、伊藤3氏とも長州・山口出身である。初代首相となった伊藤も長期政権を担った▼安倍さんが先週、首相在職日数で抜いた桂太郎も同郷。改めてこの国の権力の系譜を思う。桂は人心掌握がうまく、にこにこ笑って背中をポンとたたき相手を丸め込む。だから〈ニコポン宰相〉と呼ばれた。先の山県の派閥で頭角を現す。日英同盟を締結し日露戦争勝利の実績を持つ▼きのうは「関税記念日」。明治の初めに名称を統一したことにちなむ。今も昔も、関税は国内産業の防波堤の役割を果たす。桂内閣の外相・小村寿太郎が関税自主権を回復したが、幕末の不平等条約から半世紀を過ぎていた。そして今、関税大幅削減・撤廃を伴うメガFTAが日本を覆う▼11月29日は語呂合わせから「いい肉の日」でもある。スーパーは輸入牛肉の大セールを行う。関係者挙げ「いい国産肉の日」で迎え撃たねば。
 

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