米の混入検査緩和 20年産から区分一本 農水省

 農水省は、水稲うるち玄米の異なる作物の混入に関わる「異種穀粒」の区分を一本化する。従来は、もみや麦など三つに分かれていた。もみすり機の性能向上などで混入が減っている現状を踏まえ、検査項目を簡素化する。2020年産から導入する方針だ。

 同省の農産物検査規格検討会では、農産物流通の変化や技術の進展を踏まえ、合理化に向けて流通に関わる規格の見直しを行っており、異種穀粒の一本化もその一環。今週初めに開いた第3回会合で、同省が改正案を示し、生産者や流通関係者ら委員から了承を得た。

 「異種穀粒」は現状、「もみ」「麦」「もみと麦を除いたもの(その他)」の3区分に分かれている。しかし、同省が今秋に行った調査では、異種穀粒の混入で等級が2等以下に格付けされたもののうち、9割近くがもみの混入で、麦はなく、残る1割はもち玄米や精米などだった。異種穀粒の混入自体も減っている。麦専用機械の使用や、もみすり機の選別能力の向上などが背景にある。

 3区分ごとにあった混入の上限値も一本化する。改正案では、もみや麦などの異種穀粒の混入の実態を踏まえ、1等の基準値は0・4%以下、2等は0・8%以下とした。

 前回会合では「さらに厳しくすべきだ」「現状より厳しいため緩和すべきだ」と意見が分かれていた。今回の会合で同省が算出根拠を示し、委員から「実際の混入度合いを反映した基準」と理解が得られ、当初案に落ち着いた。
 

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