懐かしの酪農製品ぎゅうぎゅう 長年の“愛”高じて博物館 北海道新冠町 佐々木正昭さん

全国各地の牛乳パックを並べる佐々木さん(北海道新冠町で)

 北海道新冠町の佐々木正昭さん(56)は牛乳や酪農関連機器の収集が趣味だ。全国各地の牛乳パック500種類以上や、牛乳瓶、集乳缶、ノベルティーなどを幅広く集めてきた。自転車店だった店舗を改装して「酪農博物館」として運営し、少しでも酪農のことを知ってほしいと話す。

 幼い頃から牛乳が好きだった佐々木さん。集めだしたのは子ども時代までさかのぼる。牛乳好きが高じて隣町の静内農業高校へ進学し、畜産を学んだ。「牛乳のふたではなく、瓶が好きだった。高校卒業までには50~60本はあったと思う」と当時を振り返る。

 卒業後は地元のJAにいかっぷに入組し、酪農や畜産を担当し2013年まで勤務した。退職後は本格的に全国各地を渡り歩き、牛乳瓶や牛乳パックなどを収集。訪れた人には自ら説明し案内する。道内酪農家らから譲ってもらったバターチャーンや輸送缶、牛の模型の他、牛の精液を保管する液体窒素タンク、集乳缶、バターあめの缶も展示する。

 佐々木さんは「集めるからには中途半端にしたくなかった。酪農を理解する場として、観光で訪れる人が増えればと思う」と、地元の観光振興にも期待する。

 18年の北海道地震で、同町は震度5強の揺れに見舞われ、棚に並べた牛乳瓶が崩れ、100本以上が割れてしまった。現在は牛乳瓶より牛乳パックを主体に飾り、展示品が落ちないよう棚に固定具を取り付けている。

 見学は無料、事前連絡が必要。問い合わせは佐々木さん、(電)090(2057)2169。

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