子(ね)年は変化の年である

 子(ね)年は変化の年である。米、イラン紛争やあすの台湾総統選はどうなるのか。混乱は11月の米大統領選でピークに達する▼子年の歴史を振り返る。例外を除き、2月が29日ある閏(うるう)年となる。高校球児の聖地・甲子園の名は、96年前の1924年、〈きのえね〉と読む十干(じっかん)十二支の甲子に当たることから▼個人的に子年で思い出深いのは1996年。正月明け直後に政局は揺れ動き取材に追われた。1月5日に自社さ政権の村山富市首相が突然の退陣を表明し、橋本龍太郎内閣が発足。一方で9月末、菅直人氏らによる民主党結成。10月の衆議院選で自民が239議席を確保し勝利した。初の小選挙区による審判だった。大リーグでは野茂英雄投手が日本人初のノーヒットノーラン▼12年前の子年、2008年は今に続く前兆があった。主役は現在、「新冷戦」を繰り広げる米中。リーマンショックや食料危機が襲う。米大統領選ではオバマ大統領が当選した。一方で中国は北京五輪を成功させ存在感が増す。新興国も加えたG20体制へ向かう▼激動の子年の象徴は60年前の1960年。今年と同じ庚子(かのえね)で当時、安保改定をめぐり激しいデモが連日、国会を取り巻く。結局、安倍晋三首相の祖父、岸信介首相は退陣を余儀なくされた。波乱の歴史は繰り返すのか。

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