[活写] 寒風にゆらり お肌つるり

すだれのようにつるされた乾燥中のこんにゃくスポンジ。11月から3月までに約50万個作る(兵庫県多可町で)

 兵庫県多可町で、冬の寒さを生かした「こんにゃくスポンジ」作りが最盛期を迎えている。

 群馬県産のこんにゃく粉で作ったこんにゃくを凍らせて自然解凍する工程を繰り返し、長さは7.5センチ、幅5センチ、厚さ3センチに加工。その後、天日に当てて漂白し、屋根のある作業場に1カ月半ほどつるして寒風で乾かす。

 冬場に山から冷たい風が吹く同町は、かつて農家の冬の仕事として凍りこんにゃく作りが盛んだったが、需要減などで衰退。現在は同町唯一のこんにゃく製造会社、畑中義和商店だけが製法を受け継ぎ、スポンジ製造に生かしている。

 水を含むと弾力が出て肌触りが良く、乳児の入浴や女性の洗顔用に人気がある。同社5代目の藤原尚嗣さん(28)は「一番寒い時期にしか作れない。きめ細い肌触りで洗い上げます」と話す。(富永健太郎)
 


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