「魔法の花瓶」好評 定額でサービス 愛知の生花店

「魔法の花瓶」を渡す花幸の河原さん(左)(愛知県豊川市で)

 愛知県豊川市の生花店「花幸」が取り入れた花の会員制定額サービス(サブスクリプション)「魔法の花瓶」が好評だ。小ぶりの花を詰めた花瓶を提供し、契約期間中に枯れたり他の花に替えたりする場合、契約者が瓶を持って来店すればいつでも新しい花を受け取れる。個人や企業など20件以上が契約している。

 このサービスは、東京都内の生花店「花どうらく」が全国に先駆けて開始。販売時点情報管理(POS)対応のレジや顧客管理システムを手掛けるネクストワールドが、先行事例を受けて全国に推進してきた。同社によると、45店舗がこのサービスを提供している。

 花幸の取り組みは同市内では初。花のサブスクでは、季節の花などを配送するサービスなどはあるが、「魔法の花瓶」は契約者が自ら店舗で受け取る。現在キャンペーン中で、価格は30日間の契約で1650円、90日間で2800円。

 担当の河原奈津子さん(44)は「花をどう花瓶に挿していいのか分からない方もいる。気軽に花のある生活を楽しみ、これを機に多くの方が花屋に来てほしい」と期待する。「魔法の花瓶」に使う花は丈が短いため、配送時や調製作業で折れた花などを有効活用できるという利点もある。

 市内のイタリア料理店「ジョカーレ」の鈴木茂昭さん(44)は3契約を結び、花瓶を店舗のテーブルに置いている。週2回ほど花を替えに来店する。「お客が花瓶を料理に近づけて写真を撮っている姿を見て、花が料理を引き立てているとあらためて感じた。季節感のあるアレンジもあり、テーブルがとても華やかになっている」と話す。

 花幸は、JAひまわりスプレーマム部会の花育活動にも協力し、特別支援学校でのフラワーアレンジメント体験や髪飾り作り体験などに携わっている。独自に、地元の子どもや親子向けの花育教室も開く。
 

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