“地元愛”と一緒に贈って ハトムギのチョコバレンタイン包装 JAしまね斐川地区本部

「はとむぎチョコ」(右)をバレンタイン用ラッピングで販売し、新たな顧客につなげる(島根県出雲市で)

 島根県出雲市斐川町のJAしまね斐川地区本部よい食工房は、町内で栽培する特産ハトムギを使った「はとむぎチョコ」を、バレンタイン向けラッピングで販売している。ハトムギは健康や美容に良いとされる栄養成分が豊富なため、チョコなどの加工品は贈り物として好評だ。

 同町のハトムギ栽培は2006年に始まり、19年は82・8ヘクタール、120トンを出荷した。全国では4番目、西日本ではトップの生産規模を誇る。JAでは生産に加え、加工品による販路も開拓。ハトムギを原料に使った「はとむぎ茶」「はとむぎきな粉」「はとむぎ精白」など14種類の商品を取り扱う。

 ハトムギは穀物で唯一の漢方薬とされ、アトピーやアレルギーにも効果的と言われている。また、料理でのアレンジが豊富で、近年の健康・美容志向の高まりもあり引き合いが強い。町産は9割を県外の健康食品を多く扱う大手スーパーなどへ販売し、売り上げは前年比2%増と右肩上がりだ。

 特に人気は「はとむぎチョコ」。地元産100%で、一粒ずつチョコレートでコーティングしサクサクした食感が女性を中心に人気を呼んでいる。同工房は抹茶味を企画するなど売り込みを強化。さらにバレンタイン向けの包装商品を同地区本部グリーンセンターで販売。シンプルで色鮮やかな袋に入れ、高級感を出した。

 同地区本部で取り扱うハトムギは多くが県外の雑穀メーカーや茶屋に販売しており、地区本部内での利用は5%にとどまる。今後は利用を10~20%に高め、地元のハトムギをPRしていく。

 需要に供給が追い付かない状況だが、工房所長を兼務する同地区本部生活課の岩谷直治課長は「生産と並行し、新商品を展開することで、地元へのハトムギのPRと農家所得の向上につなげたい」と話す。

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