人生、山あり谷あり

 人生、山あり谷あり。幸福の絶頂もあれば、不幸の谷底もある。最新統計によれば、不幸のどん底年齢は47・2歳だという▼外電によると、米経済学者デビッド・ブランチフラワー教授らが、各国から50万人のデータを集め、年齢と幸福度の関係を導き出した。「中年の危機」を裏付けた格好だ。中年とは40代から50代半ば当たりか。会社なら中間管理職、家庭で居場所がなくなる頃か。人生の折り返し地点で、行く末来し方を思い惑う年代。不惑にほど遠い▼独身だと哀愁も募るのか。まさにこの年代の人気独身アナウンサーが、「日曜日の午後4時半くらいに涙が出そうになる」とテレビで告白していた。日本の中年、とりわけ男性は元気なさげだ。イタリアなどを旅行すると、彼の国のミドルたちは、いかにも人生を謳歌(おうか)している風でうらやましい▼日本の通勤列車風景はまるで素直で従順な家畜の群れのよう。中年の多くは、くたびれ、くすんでいる。働き方改革などどこ吹く風。社畜呼ばわりされ、身を粉にして幸福を切り売りした揚げ句、47歳で不幸のどん底に。ただ中年期の幸福はU字カーブを描き、ここを乗り切ると幸福度は上向きになると調査は伝える▼人生に四色の季節あり。青春、朱夏、白秋、玄冬。中年は赤く燃える夏。これからです。
 

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