「安福久」DNA不一致 沖縄・久米島の子牛5頭 授精師が取り違え

 沖縄県久米島の家畜市場で、優秀な種雄牛「安福久」の子として取引された和牛子牛のうち、5頭が実際は別の血統だったことが12日、分かった。人工授精師が、授精がうまくいかず再度種付けしたときに違う牛の精子を使ったり、授精情報の記帳を間違ったりしていた。子牛の購買者とは賠償の手続きが進んでいる。

 DNA鑑定で分かった。県によると、不一致だった牛の繁殖には3人の人工授精師が関わっていた。うち1人が、異なる牛から採取した精液を用いていたことを認めている。2人は記帳ミスなどだった。

 市場はJAおきなわが開設者。JAは久米島和牛改良組合と共に島内にいる「安福久」の血統牛を含む69頭のDNA鑑定を始めている。12日時点で繁殖用雌牛の2頭が異なる血筋だったことが判明。JAは「月齢が若く、経産牛である可能性は低い」と指摘する。

 JAは18日、同市場で子牛せりを開く。「安福久」の血統牛35頭も出品される予定で、鑑定中の牛もいる。JAは12日付で購買者に経緯を説明する文書を送るなどの対応を取っている。

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