特産コウゾ「文化財」に 茨城県大子町

コウゾの皮むきに励む生産者ら(茨城県大子町で)

 国連教育文化機関(ユネスコ)無形文化遺産「本美濃紙」や上質和紙「越前奉書」の材料になる茨城県大子町の「大子那須楮(こうぞ)」が町の無形文化財の指定を受け、生産者らは後継者の確保・育成に向けて意欲を高めている。生産、採取、加工までの一連の技術を伝えることで、日本の伝統工芸、日本文化の振興につなげていく。

 大子那須楮は、繊維が細かく緻密で絹のような光沢を放つ和紙に仕上がるのが特徴だ。町などによると江戸時代に栽培が町内で始まった。生産者ら10人が「大子那須楮保存会」を2016年に発足。現在は16人で年間出荷量は約4トンだ。

 町から指定書を受け取った保存会の齋藤邦彦会長は「後継者を育成し、増産と品質向上に努めたい」と抱負を語った。

 併せて春慶塗や輪島塗など高級漆器の仕上げや国宝建築の修復に使われる「大子漆」の生産技術も併せて町無形文化財に指定された。
 

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