飲料、スナック続々登場 国産レモンが人気

定番商品に加わった「からあげクン レモン味」(ローソン提供)と6月に発売する「キリンレモン スパークリング 無糖」(右=キリン提供)

 食品メーカー各社は、飲料やスナックなどの定番商品に国産レモンを使った商品を相次いで投入している。爽やかな味わいが消費者に人気で、食品へのレモンの利用は増えつつある。

 現在、国内に流通するレモンのうち約8割が輸入だが、産地が増産体制を強める中、メーカーの国産レモンへの関心が高まってきた。

 大手コンビニのローソンは4月中旬、ホットスナック「からあげクン」の新たな定番商品に、国産レモンを使った「レモン味」を加えた(216円)。

 国産若鶏100%の胸肉を素材に、国産小麦粉を衣に使用。調味料として瀬戸内レモン果汁と国産の塩を使った。

 「からあげクン」の定番商品は「レギュラー」「レッド」「北海道チーズ」に続き、17年ぶりの投入だ。これまでレモン、スダチなど国産かんきつを使った商品はあったが、いずれも期間限定だった。

 今回の定番商品化について同社は「かんきつ類は人気が高く、特にレモンの需要は大きい」(広報)と話す。

 飲料メーカーのキリンは、瀬戸内レモンを使用した「キリンレモン スパークリング 無糖」(450ミリリットル・100円、税別)を6月2日に発売する。瀬戸内レモンエキス(無果汁)と純水を使い、強炭酸で仕上げた。

 同社は2018年に行った「キリンレモン」のリニューアルで、瀬戸内レモンエキスを採用した。無糖炭酸水での瀬戸内レモンの利用について同社は「レモンの味わいが楽しめる、おいしい無糖炭酸水を求める消費者の声が強かった」と説明する。

 レモン産地の広島県では、増産体制の強化が進んでいる。JA広島果実連の調べでは、19年の栽培面積は283ヘクタール(推計)で5年前と比べて43%増えた。20年には300ヘクタールに達し、出荷量1万トンに拡大する見通しだ。同連担当者は「国産レモンの使用が増え、認知度が高まればいい」と期待する。

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