農業用生かしたアシストスーツ 遠隔で健康管理

アシストスーツを使って遠隔で指導するジムのトレーナー(21日、京都府精華町で)

 農業用アシストスーツを手掛けるパナソニック子会社の「ATOUN(アトウン)」は21日、京都府精華町のフィットネスクラブと、アシストスーツを使い遠隔トレーニングができるシステムを開発したと発表した。農業用などで開発中の製品を活用し、装着者の動きをリアルタイムで測定。遠隔でも適切な指導ができ、動きを支援したり負荷をかけたりできる。新型コロナウイルス感染拡大を受け、自宅での運動を支援する狙い。

 同社の歩行支援用アシストスーツ「プロトタイプHIMICO(ヒミコ)」を使った。同製品は膝に巻いたベルトを、腰に付けた本体にワイヤでつなぐ構造。歩行のタイミングに合わせてワイヤが伸縮し、膝の持ち上げや踏み込みを支える。

 今回はワイヤの伸縮を計測し、運動時の歩幅をリアルタイムで見られるようにした。同製品とスマホを接続して使う。トレーナーはデータを確認しながら指導でき、同製品による負荷も操作できる。精華町のフィットネスクラブ「ピノスけいはんな」が運動メニューを考案した。同社の藤本弘道社長は「着るロボットの分野では、データを基にしたサービスが展開されるのは間違いない」と強調する。

 21年度以降にサブスクリプション(定額課金)サービスでの提供を目指し、JAグループなどを通じて農業者の健康維持に利用してもらうことも検討する。

おすすめ記事

経済の新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは