[新型コロナ] 励ましの虹広がれ 牧草ロールメッセージ SNSで呼び掛け 岩手県久慈市の畜産農家

柿木さん(右から2人目)と柿木畜産の従業員ら(岩手県久慈市で)

 岩手県久慈市で山形村短角牛の繁殖牛120頭、肥育牛年間60頭を飼養する柿木畜産代表の柿木敏由貴さん(47)は、餌となる牧草ロールに虹とメッセージを描く取り組みを始めた。「ロールレインボーメッセージリレー」としてインターネット交流サイト(SNS)で呼び掛け、産地を超えて畜産農家の輪が広がっている。

 新型コロナウイルスの影響で不安な日々が続く中、柿木さんは海外で子どもが描いた虹の絵を窓に飾っているニュースを目にした。畜産農家が今できることとして、牧草ロールに虹の絵を描き、通った人に少しでも明るい雰囲気を伝えようと始めた。SNSで畜産農家にも呼び掛け、各地で虹のロールが増えている。

 柿木さんは「暗い話題が多い中、畜産農家だからこそできることを考えた。多くの人にぜひやってもらい、地域を明るくしたい」と話す。

 この取り組みに賛同し、妻と子ども2人で虹を描いた佐藤純さん(41)は岩泉町で短角牛の生産する畜産農家。「子どもたちと楽しみながら描けた。写真を撮っている人をよく見掛けるが、地域も明るくなったと感じている」と笑顔で話す。

 佐藤純さんから話を受け、家族と虹やメッセージを描いた同町の佐藤文喜さん(48)は「通った車が戻ってきて、写真を撮っていくのをよく見る」と話す。

 柿木さんの呼び掛けから、少しずつ広がりをみせている。
 

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