JAなどから支援相次ぐ 「協同の力」に感謝 全国の厚生連病院

 新型コロナウイルスに対応し、地域医療を守り続けてきた全国のJA厚生連病院に、JAなどから食料や茶、マスクなど多くの支援が寄せられている。JA全厚連は「協同の力を改めて感じる」(総務部)と感謝。各地のJA病院も心のこもった支援を支えに、仕事への意欲を高めている。

 JA全厚連によると、JA共済連などからマスク、農協観光からは防護服などの物資に加え、JA全農からは各地の厚生連にパックご飯やレトルトカレーなどの食品が贈られた。

 JA北海道厚生連にはマスクや消毒液、食料品、寄付金などJAを中心に企業や個人から100件を超える支援が寄せられている。道厚生連は「受診控えや外来診療の中止で患者の数が減っている中、本当に支えられた」(総務課)と感謝する。

 道内の遠軽厚生病院(遠軽町)では医療用マスクや菓子、食料品、飲み物など70数件の支援があった。ホクレンは毎週木曜日に牛乳を提供。同病院は「ものすごく勇気づけられ、ありがたい気持ちと申し訳ない気持ちで皆さんからの支援を受け取った」と話す。

 JA茨城県厚生連は、県内JAなどからマスクや防護服など物資の支援が届いた。JAグループ茨城の花き流通部会からは県内厚生連病院にフラワースタンドが贈られた。県厚生連の山田保典理事は「現場の看護士らからは花に励まされたという声が上がった。支援を受け、職員の“頑張ろう”というやる気につながった」と明かす。

 JA神奈川県厚生連は茶やマスク、菓子などJAや個人、企業などから多彩な支援があった。受け取った病院は「温かい支援を心より感謝している」などといった礼状を送っている。

 個別の寄付や支援だけでなく、JAグループは、新型コロナウイルス感染症対策JAグループ地域医療支援募金を7月27日まで実施し、農村医療を支える厚生連の支援を進めている。

 全厚連の亀本光紀総務部長は「患者が減り経営が厳しい面もあるが、支援から頑張ってほしいというメッセージを受け取った。地域の医療をこれからも守るため、引き続き感染拡大に備えていく」と力を込める。
 

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