農家以外の出身者を応援 課題解決へ組織設立 西日本の都市農業元気に 活動後押し 大阪府東大阪市

 京阪神の新規就農者らが、西日本で都市農業に取り組む農家以外の出身者らを支援する組織を30日に立ち上げる。新規就農者や就農希望者、行政やJA、農産物を扱いたい事業者など、参加者を広く募集。農家以外の出身者への支援組織が少ない現状を踏まえた。都市農業や農家でないことでの就農にまつわる悩みの解決、事業者とのマッチングなどに取り組む。

 東大阪市のJAグリーン大阪の組合員で農家出身ではない新規就農者、瀬利由貴乃さん(24)が中心となり設立を目指した。 農地を借りにくいなどの悩みや、周辺住民に配慮した栽培を行う必要があるなどの課題を共有する狙い。同市農政課によると、首都圏以外では農家以外の出身者に焦点を当てた支援体制が整っていないことが課題だった。

 新組織は「COOL FARMER’s west(クールファーマーズウェスト)」。東京の新規就農者らでつくる「東京NEO-FARMERS!(ネオファーマーズ)」をモデルとした。京阪神をはじめ、広島や福岡など西日本の都市部で活動を展開する。月1回程度定例会を開く。メンバーが生産した農産物や加工品を持ち寄り、生産者同士の情報交換や、農産物を扱いたい事業者とのマッチングなどにつなげたい考えだ。

 国内外へ日本の都市農業の魅力も発信する。ゲストハウスなどで定例会を開くことでインバウンド(訪日外国人)らと交流。メンバーの農場を訪れてもらうなどして、都市農業や食文化などを知ってもらう。

 新組織は、30日に大阪市で立ち上げ総会を開く。東大阪市の農家が事務局長を務め、市農政課が活動を支援していく。24日時点で、新規就農者や希望者8人と行政などが参加。現在、新規就農者や希望者、行政、JAなど、幅広く参加者を募集している。同課は「主に農家以外の出身者など、支援の網から漏れている人の受け皿にしたい」と意気込む。問い合わせは同課、(電)06(4309)3180。

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