近所に働き者の畳職人がいる

 近所に働き者の畳職人がいる。休みの日は「骨休み」の札が掛かる。平生、骨身を惜しまず働く姿を見ているだけに、実感がこもる▼きょうは半夏生(はんげしょう)。夏至から数えて11日目、田植えを終えた農家が骨休めをする日とされる。旧暦の習わしだが、農事の節目である。この時季の雨を半夏雨と呼ぶ。時候の本によると、田植えを終えた田から、田の神様が天に昇って雨になったという。半夏雨は大雨になるというが、その心配が現実に▼きょうから労働災害の防止を呼び掛ける「全国安全週間」も始まる。厚労省は、高齢者に配慮した職場改善に重きを置く。高齢者が主な担い手である農業の現場こそ万全の注意を払いたい。夏場の大敵は熱中症。特に暑さに慣れてない7月が要注意。「暑熱順化」といって軽い運動や体操で、暑さへの「慣らし運転」が予防になる▼「熱中症で倒れたら必ず救急車を呼んで」と労災に詳しい社会保険労務士。熱中症になった建設作業員の同僚が救急車をためらったばかりに、手遅れになったことがあるという。1人作業の多い農家は、家族や地域の見守りが欠かせない。まして今夏はコロナ対策で「マスクのリスク」も高まる▼どうか皆さん無理をせず骨休めを。休み過ぎの永田町の面々は、国民のために骨を折ってはいかがか。
 

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