中国地方で豪雨被害 島根 河川氾濫、広島 土砂崩れ

広島県東広島市で発生した土砂崩れ。土砂が住宅に流れ込んだ(JA広島中央提供)

 梅雨前線や前線上の低気圧の影響で、14日未明から朝にかけて中国地方は局地的に大雨となった。島根県江津市では江の川が氾濫。広島県東広島市では土砂崩れが発生して民家の1階に土砂が流れ込み、住民2人と連絡が取れなくなった。

 江の川が氾濫した江津市桜江町は、農地が冠水し水稲やケイトウ、トウモロコシなどで被害を確認。2年前の西日本豪雨に続く被災となった。消防団員で地域の警戒に当たっていた50代の兼業農家は「高齢者も多く、農業への意欲を失わないか心配だ」と、冠水した畑を見て肩を落とした。

 土砂崩れが起きた東広島市河内町では、急斜面の山肌があらわになり、山際の住宅が土砂で流され、家の目の前の道路にまで崩れ落ちた。

 その家に住む80代の女性と、50代の男性と連絡が取れていなかったが、午後6時すぎ、男性の死亡が確認された。2人は親子でJA広島中央の正組合員。男性は宅配業に従事し、地域住民からも慕われていたという。

 親子が所有する水田1ヘクタールを預かる農事組合法人うやまの坂田正広組合長は、午前6時前に友人から電話があり、すぐに現場に駆け付けた。「近くで見守り、救出を待つことしかできない」と仲間の無事を祈っていた。JA福富支店の森原静之支店長は、自宅がある河内町の地元消防団に所属し、14日は土砂やがれき撤去を手伝った。「助けたい」との思いを胸に、集まった30人ほどの団員と捜索に当たったが、救助は難航していた。
 

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