豪雨被害241億円超に 農相「思い切った対策」指示

 農水省は15日、7月豪雨による農林水産関係の被害額が同日の集計時点で241億7000万円に上ったと発表した。被害地域は全国37道府県に拡大。農作物や家畜の被害に加えて、ハウスやため池の損壊なども相次いでおり、被害額はさらに増える見通し。同省は現在、被災地の支援策を検討中。江藤拓農相は、同日の緊急自然災害対策本部で、今週末に被災地を視察する考えを示した。

 2020年度当初予算の予備費など4000億円以上を活用する政府の方針を踏まえ、江藤農相は対策本部の会合で「思い切った対策を打っていきたい」と強調。月内の取りまとめに向け、検討作業を急ぐよう同省幹部に指示した。実態把握に向けて「今週末に被災現場の視察を予定する」と述べた。

 被害額は37道府県の報告に基づき集計。農産物関係では14億3000万円の被害を確認した。水稲や野菜、花き、葉タバコ、果樹などで冠水が起きた。畜産関係では鶏、牛など10万匹以上で被害を確認。食肉処理施設、畜舎の損壊なども起きている。農地、農業用施設の被害額は56億8000万円に上った。

 大雨特別警報が出た市町村の防災重点ため池1992カ所について、全て点検を終え、熊本、佐賀の計5カ所で異常を確認した。

 林野関係の被害額は168億7000万円に上った。
 

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