冷凍とろろ 7道県ご当地シリーズ化 専門メーカー

8月から販売する7道県の地域シリーズ「ご当地冷凍とろろ」(埼玉県深谷市で)

 とろろ芋専門メーカー大手のマルコーフーズ(深谷市)は、新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少している生産者を応援しようと、産地のナガイモやヤマトイモを使った「ご当地冷凍とろろ」の地域シリーズを商品化し、8月から販売する。産地と連携した6次産業化を進め、生産者の所得向上につなげる。

 同社のとろろ芋は原料を国産にこだわり、添加物を一切使用していない点が特徴。特殊な機械ですりおろし、低温殺菌した後、急速に冷凍することで高品質と安全を両立させている。そばやマグロの山かけ用の添付品、レストランなどの業務用に高いシェアを持つ。

 「ご当地とろろ」は、「長芋とろろ」が北海道十勝地方、青森、長野両県、「大和芋とろろ」が埼玉、千葉、群馬、栃木各県を加えた7道県。契約農家やJA、JA全農、農業法人などの原料を100%使い、無添加で作った。

 パッケージには各県のマスコットキャラクターなどのイラストも印刷した。同社の酒井行夫常務は「原料の安定確保と産地を分けての原料管理に注意を払った。各産地のキャラクターを取り入れるなど、特色を打ち出した」と販路拡大に期待を寄せる。

 「長芋とろろ」(40グラム×4袋、オープン価格)は、お好み焼きやとろろそばなどに適している。「大和芋とろろ」(40グラム×2袋、同)は粘りが強く、麦とろ飯に最適で、つけ麺やパスタなどにも用途が広がる。各産地のスーパーや生協を中心に販売する。

 レシピは2次元コード(QRコード)などで紹介するという。

 村岡守社長は「農家の生産が減ると当社の製造・販売にも影響する。農家が安心して生産ができて産地が元気になるよう、連携して消費者においしい『とろろ』を提供していきたい」と抱負を語る。

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