リンゴの高密植矮化栽培 ロボット芝刈り実演 全農長野

傾斜が急な株元の段差を上る芝刈り機(28日、長野県飯綱町で)

 JA全農長野は28日、長野県飯綱町のリンゴを高密植矮化(わいか)栽培する園地で、ロボット芝刈り機実演会を開いた。株元が盛り上がって傾斜になっている場合でも除草できることを紹介した。高密植矮化栽培では、細い苗木を密植するため、株元の除草に草刈り機は使いにくい。除草剤散布や手作業で対応しているが労力かかるため、ロボット芝刈り機で省力化するのが狙いだ。

 全農長野によるとロボット芝刈り機の導入は桃、ブドウ、慣行栽培のリンゴなどの園地では事例はあるが、リンゴの高密植矮化栽培では珍しい。

 実証試験は7月上旬から始めた。JAながの、長野市の農機メーカー麻場と連携。ハスクバーナ・ゼノアが開発したロボット芝刈り機「オートモア430X」を溝の深いタイヤに換えるなどして、傾斜のある園地でも草刈りできるようにした。麻場によると、タイヤなどを替えたロボット芝刈り機の価格は、概算で5~7万円ほど高くなる見込みだ。

 約18アールの園地を半分に区切って稼働。樹間は1メートルで、1列55本。樹間にも入って草刈りができている。協力農家の黒岩智子さん(41)は「炎天下の中で株元の草刈りは大変だが、ロボットだと勝手に草を刈ってくれるので楽」と効果を実感する。

 JA営農指導員ら30人が参加。全農長野生産振興部の竜野竜部長は「リンゴのスマート農業化の第一歩だと思う。省力化をして栽培面積維持につなげたい」と強調する。

 

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