疫病退散!桃に願掛け 特許技術で皮にイラスト JAフルーツ山梨

コロナの終息を願う「ヨゲンノモモ」(山梨県甲州市で)

 山梨県のJAフルーツ山梨は、新型コロナウイルス感染症の終息の願いを込めて、疫病退散のご利益があるとされる“ヨゲンノトリ”をモチーフにしたイラスト入りの桃「ヨゲンノモモ」の限定販売を始めた。コロナ禍の中でも、夏を代表する特産品の消費と、全国で苦しんでいる人に元気を届けようと企画した。

 JAは県内企業では初となる、果実に図柄を入れる県の特許技術を用いて、出荷最盛期を迎えた桃「なつっこ」にイラストを入れた。収穫の2週間ほど前に、光を遮るシールを貼ったストッキングをかぶせることで、赤く色付いた桃の表面にヨゲンノトリを浮かび上がらせた。

 ヨゲンノトリは、江戸時代後期にJA管内の市川村(現山梨市)の名主・喜左衛門が記した県立博物館所蔵の「暴瀉病(ぼうしゃびょう)流行日記」に登場する。加賀国(石川県)に現れた白と黒の頭が二つある不思議な鳥が、翌年に流行するコレラを予言し「私の姿を朝夕に拝めば、その難を逃れることができるであろう」と書かれている。

 JA営農指導部の職員、青木麻里子さんは「コロナの拡大で、気持ちが落ち込んでいる人もいる。ヨゲンノモモで少しでも元気になってほしい」と期待する。

 「ヨゲンノモモ」は、JAのフルーツ直売所八幡店(山梨市)と勝沼店(甲州市)で8月上旬まで限定販売する予定。価格は1個1000円から。
 

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