パックご飯23%増 コロナ禍で内食好調 輸出1~7月

 パックご飯の輸出が好調だ。財務省の貿易統計によると、1~7月は3億6500万円(681トン)で前年同期から23%増えた。新型コロナの影響で海外でも内食需要が高まって購入が広がり、便利さやおいしさが徐々に支持されている。

 7月単月では6500万円で前年同月より4割増えた。米国、香港、台湾など主要輸出先で前年同月より大きく増えた。パックご飯メーカーのウーケ(富山県入善町)は、香港での販売動向について「新型コロナの影響により店頭で精米商品が品薄になった際にパックご飯を購入し、便利でおいしいことに気付いた人がリピート購入している」と話す。日本産米の品質の高さが支持され、今後も需要は伸びるとみている。

 海外の需要拡大を見据え、米産地の秋田県大潟村でもパックご飯工場の計画が進むなど生産拡大の動きが出ている。全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会は、パックご飯を使ったレシピの発信や保存と簡便さに優れた点をアピールし、主に中国の富裕層や子育て層へ売り込みを強める。

 一方、米の輸出は一服感が出ている。農水省によると、商業用の米の輸出は7月、3%増の4億円となった。3~5月には毎月前年比2~5割増のペースで大きく伸びていたが、6月以降落ち着いてきた。7月は「家庭内の在庫が多くなり、販売が減ってきた」(大手卸)。

 農林水産物・食品全体の輸出額は、7月単月で2%増の756億円。2カ月ぶりに前年を上回った。1~7月では4876億円で前年同期から7%減となった。
 

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