粉野菜 手軽に取り入れて 管理栄養士らプロジェクト

ホウレンソウなどの粉末を使ったサラダ(粉活プロジェクト推進委員会提供)

 野菜などの粉末を料理に振り掛けて手軽に取ることを提案する「粉活(こなかつ)プロジェクト」を、管理栄養士らが立ち上げた。不足しがちな野菜を食べる手段として普及を目指し、健康に役立つことをアピールする。粉末を使って華やかな外観に仕上げた料理を足掛かりに、知名度を高めていく考え。

 プロジェクトは、管理栄養士の岸村康代さん、薬剤師の沖原雄さん、農業イベントの企画に携わる入江紫織さんが考案した。野菜による健康づくりを考えていく中で、食事に取り入れやすい粉末加工に着目した。

 普及に向け、カボチャやホウレンソウの粉末を使った料理の写真をインターネット交流サイト(SNS)のインスタグラムで公開。「粉活アート」と題し、写真映えする外観や取り組みやすさをアピールしている。今後、作り方の動画も配信する。

 月内にも大学の協力を得て、学生が日常の食事に野菜などの粉末を取り入れる実証をして、前後の体調の変化などを探る。10月からは薬剤師を対象に、栄養や野菜の知識を身に付ける資格の創設も計画。薬局窓口などで食生活に関する助言ができるようにする考えだ。

 将来は野菜の規格外品や、調製で取り除かれる部分を買い取り粉末化する構想を描く。「日本人が野菜の力で健康になるのが最大の目標。廃棄される野菜を買い取り、農家にもメリットがある仕組みにしたい」(入江さん)。

おすすめ記事

経済の新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは