梨、ブドウ盗難 埼玉・群馬で多発

 8月から9月にかけて、埼玉県と群馬県で果実の盗難被害があったことが明らかになった。梨は埼玉県で約5000個、群馬県で少なくとも1520個、ブドウは両県で約100房が盗まれていたことが、15日までに両県警の調べで分かった。

 埼玉県警によると、8月~9月上旬に神川町で3戸、上里町で2戸、白岡市で1戸、計6戸の農家の梨約5000個の梨が盗まれた。このうち上里町の農園では、9月上旬の1日で約2000個(約50万円相当)が盗まれた。

 同県では梨の他にも、8月中旬に上尾署管内でブドウ「シャインマスカット」が約30房盗まれた。

 群馬県警によると、8月下旬から9月上旬にかけた梨の盗難被害は、高崎市で4戸、前橋市で2戸、藤岡市で1戸、計約1520個が盗まれた。ブドウは伊勢崎市と甘楽郡の2戸で約70房が盗まれていたという。

 埼玉県警は、農作物の被害が多発している地域が群馬県など北関東地域に近いことから、群馬県警などとも連携して捜査を進める。果樹農家に不審者や不審な車がいたら警察への連絡を呼び掛ける他、昼夜のパトロールを増やして手掛かりを追っている。
 

JAも警戒ちらし配布


 埼玉県のJA南彩によると、8月下旬~9月上旬に久喜市菖蒲地区の2戸、白岡市の農園1戸で梨約700個が盗まれたという。

 久喜市で盗難被害に遭った2戸のうち1戸は、9月13日にも約100キロの梨が盗まれた。この農家は、家と園地が離れていて監視の目が行き届かず、犯人は目に付いた木を手当たり次第に盗んでいったようだという。

 盗難被害を受けて、JAでは、被害に遭った地区の地域農業の担い手に出向くJA担当者(愛称TAC=タック)が、約120戸の梨農家に盗難への注意を呼び掛けるちらしを手渡している他、広報紙を通して注意喚起する考えだ。
 

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