東大農学部OB・学生が開発 農家向け婚活アプリ JAと連携し情報提供へ

「あぐりマッチ」をPRする横井さん(右)と仮屋園さん(東京都中央区で)

 農家と出会えるスマートフォンのマッチングアプリ「あぐりマッチ」が誕生した。東京大学農学部の卒業生と現役学生が、農家の婚活を支援しようと開発。今後はJAとも連携してイベント情報などを充実させ、農家や農業に興味を持つ男女の縁を結んでいく。農家に限定したマッチングアプリは全国初だという。

 同大出身の横井陽大さん(24)と仮屋園純平さん(20)が開発した。2人は共に米国で経験した農業ボランティアなどを通して日本農業の担い手不足に関心を持ち、特に他業種に比べて、非婚・晩婚率が高いことに気付いたという。

 横井さんは「まずは出会いの場をつくり、農家自身をアピールできる場が必要」と考え、大学の研究の合間に一からプログラミングを学び、完成させた。アプリ開発に合わせて任意組織も立ち上げた。

 7月から試験運用を開始。男性は農家限定で、女性は農家か農業に興味がある人。既に男性約100人、女性約50人が登録し、マッチングしている人もいるという。

 結婚相手に「両親と同居を求める」「農作業を求める」といった情報を掲載。写真を投稿できる機能も付け、育てている作物をアピールできるよう工夫した。JAと婚活事業に取り組むアドバイザーに相談できる機能も盛り込んだ。

 今後はJAと連携し、イベント情報なども掲載する予定。地域情報を発信することで、移住したい地域でパートナーを見つけられるようにする。仮屋園さんは「新型コロナウイルスを機に地方への移住が注目されている。農家の担い手不足解決策になったらうれしい」と展望する。

 ニックネームで参加できるが、全員に年齢確認ができる公的な証明書の提出を義務付け、未成年の登録や年齢詐欺などを防ぐ。アプリのインストールは無料。有料会員になるとマッチングした相手とやり取りができるようになる。男性は1カ月2200円、3カ月4500円、6カ月6600円(女性は無料)。今はiOS版だけで、今後アンドロイド版もリリース予定。2020年末までに農家1000人の登録を目指す。
 

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