[滋賀・JAこうか移動編集局] 園芸振興 きめ細かく 経営タイプ合わせ支援

 米の需要が伸び悩む中、滋賀県のJAこうかが米から園芸への転換を加速させている。野菜を栽培する農家を「大規模農家」「中山間地農家」「定年就農者」と3タイプに分類する。必要な農機の貸し出しや苗の低価格販売、販路の確保など、タイプごとにきめ細かく支援する。野菜の作付面積は数十ヘクタール増え、新たに果樹の生産振興にも乗り出した。

 JAは2009年度から、園芸作物の振興に本格的に乗り出した。米の需給や価格が不安定な中、栽培品目を多角化することで農家経営を安定させる狙いがあった。特に重視したのが野菜で、米と茶に次ぐ「JAの第3の特産品」にすることを目指している。

 JAは、①大規模経営体を対象に、業務・加工用や市場向けの野菜生産に取り組む「産地育成型」②中山間地の生産者などを対象に、収益性の高い伝統野菜やブランド野菜に取り組む「ブランド型」③自給型農家や定年就農者などを対象に、直売所などに仕向ける「地産地消型」──のモデルを提案する。

 JAは生産者の取り組みを支援。JAが所有する15台前後の移植機や収穫機を貸し出す他、「相場の3割安」(JA)でキャベツやブロッコリーの苗を販売する。生産者からの農産物の買い取りにも力を入れ、安定価格で買い取ることで生産者所得の安定につなげる。現在、農家との取引量の半分程度を買い取る。

 果樹の生産振興にも乗り出した。ブドウや梨の栽培を促す。JAは「実需への販売力を強化し、生産者所得の安定、向上につなげたい」(農産販売部)と話す。

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