[福井・JA福井県移動編集局] 肥料価格引き下げへ 合併→広域の利点生かす

 JA福井県は、10JAによる県域合併のスケールメリットを生かし、2021年春に使用する肥料の価格を引き下げる。旧JAでの価格差を統一し、水稲用肥料の主要9品目では、平均で前年比6%の引き下げを実現した。

 JAは生産者の所得向上のため、生産コスト1割削減を目指している。春肥の価格交渉は合併メリットを発揮できる目玉の一つ。県内全域で栽培する「コシヒカリ」や「ハナエチゼン」などの水稲用肥料9品目を重点とし、仕入れ先との徹底した価格交渉に臨んだ。

 一括仕入れをはじめ、メーカーからの農家直送にも継続して取り組み、価格低減を図った。この他、春肥には地域独自の品目が60銘柄弱あり、さらに集約を図っていく方針だ。10月から組合員に予約注文書が順次配布されている。

 21年産の農産物に使う農薬22商品は、近隣のホームセンターの価格をにらんだ値下げに踏み切る。利用度の高い水稲や園芸の除草剤、茎葉除草剤の仕入れに、指名競争入札を8月に初めて導入。県内4社が参加し、落札した。

 これら22商品はホームセンターでも販売。生産者も比較がしやすく価格低減を実感できそうだ。今後は各基幹支店が開く農薬の選定会議の判断を見ながら、多くの基幹支店で使う品目で価格引き下げを図っていく考えだ。

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