[活写] 牛の歩みも千里

来年のえと「丑」にちなんだ縁起物のだるま作りが繁忙期を迎えている(神奈川県平塚市で)

 2021年のえと「丑(うし)」にちなんだ縁起物のだるま作りが、神奈川平塚市の荒井だるま屋で繁忙期を迎えている。慶応末期から続く相州だるまの老舗。毎年えとをモチーフにした変わりだるまの製作を続け、丑年は乳牛をイメージした。

 えとだるまは、木型に和紙を何層にも重ね貼りして乾燥させ、整形。傾けても起きるよう、底の穴から粘土の重りを入れる。胡粉(ごふん)とにかわを混ぜたものを塗って、角や耳などをくっつけて乾燥させ、彩色して仕上げる。

 作業は乾燥が速い夏に始め、3000個に達するまで、年明け後も作り続ける。

 4代目店主の荒井星冠さん(65)は「今年はコロナ禍で異例の年。でも牛の歩みのようにゆっくりでも確実に前を目指せば、必ず道は開けると思う」と願いを込める。1個3300円。店頭、ホームページで注文を受け付ける。
 

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