「鹿肉メンチ」いける 陸自駐屯地でジビエ初提供 裾野広げたい 振興協会

食堂で鹿肉のメンチカツを手にする隊員(18日、長野県松本市で)

 日本ジビエ振興協会は18日、長野県松本市の陸上自衛隊松本駐屯地で、同協会が監修した鹿肉のメンチカツを提供した。自衛隊駐屯地で野生鳥獣の肉(ジビエ)を使った料理が出されるのは初めて。新型コロナウイルスの影響で、外食向けのジビエ販売が苦戦する中、自衛隊の食事に浸透させることで新たな需要拡大を目指す。

 同協会はこれまで外食産業で普及に力を入れてきた。だが、コロナ禍で需要が低下。同駐屯地へ利用を提案し、今回実現した。

 提供されたメンチカツは265食分。国産ジビエ認証を受けた県内施設で加工された鹿肉を使った。メンチカツを食べた隊員は「鹿肉は獣臭いイメージがあったが、臭みはなく、さっぱりとしておいしい」と話した。

 食堂運営の担当者は「鹿肉の利用で、地産地消や有害鳥獣被害の低減につながるのは良いこと」と評価。同駐屯地では隊員の反応などを踏まえ、今後もジビエを使った食事を提供するか検討する。

 同協会の藤木徳彦代表理事は「自衛隊でのジビエ利用が進めば裾野が広がる。安全・安心のアピールにもなる」と期待する。
 

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