鳥インフル終息見えず 香川・三豊市発生2週間 6例目以降疑い

 高病原性鳥インフルエンザの発生が相次ぐ香川県三豊市で19日、県の簡易検査で今季6例目以降複数の「陽性」が出たことが分かった。1例目の発生から2週間がたったが、終息の見通しは立たない状況だ。農水省は、まん延防止へ飼養衛生管理基準の順守などを盛り込んだ通知を改めて都道府県に発出。車、人、物の移動や野生動物への対策の徹底を呼び掛けた。

 香川県では、高病原性鳥インフルエンザの発生が5例続き、このうち4例が3キロ圏内の移動制限区域内だった。

 今年度は既に、北海道と鹿児島県で野鳥のふんなどからウイルスを検出した。世界的にも発生が続くことから、同省は「全国各地で発生のリスクがある」と指摘。車両の消毒や、手指の消毒、衛生管理区域内専用の手袋と衣服、長靴の着用などを呼び掛けている。

 同日の同省防疫対策本部では、香川県での続発の要因として①野鳥を介したウイルス侵入の可能性②従業員による交差の可能性③車両による交差の可能性──を示唆。野上浩太郎農相は「発生農場では防鳥ネットの破損や鶏舎の隙間が確認されるなど飼養衛生管理が徹底されていなかったことが指摘されている。現場への指導の再徹底をお願いしたい」と強調した。

 今季は11月の2週間に、特定の地域での発生が相次ぐ異例の事態となっている。同じ県内で多発した過去のケースには2011年に13農場で発生を確認した宮崎県があるが、同年1~3月での発生だった。

 1~5例目のウイルス型は全てH5N8亜型と判明し、詳細な遺伝子分析を進めて関連性を調べている。同省によると、3、4例目は同じ会社、5例目はその関連会社。

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