SDGs促進へ支援 JA横浜を団体登録 神奈川県
2020年11月28日

SDGsへの取り組みをPRするバッジやステッカー(横浜市で)
JA横浜は、神奈川県が国連の持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む企業・団体を支援する「かながわSDGsパートナー」に登録された。JAの登録は今回が初めて。県との連携を強化することで、農畜産物の加工や販売などの新たなビジネスマッチングの場を創出し、持続可能な農業の振興に貢献していくことが目的だ。
JAの理念「人と自然を大切にし、社会の発展と豊かな暮らしの実現に貢献する」は、SDGsの「誰一人取り残さない」という基本理念と共通する……
JAの理念「人と自然を大切にし、社会の発展と豊かな暮らしの実現に貢献する」は、SDGsの「誰一人取り残さない」という基本理念と共通する……
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金原亭世之介さん(落語家) おいしい野菜こそが大切
6、7年ほど前に「原田氏病」という免疫の病気にかかりました。100万人に数人という割合の珍しい病気です。
まず視力がほとんどゼロになり、次いで聴力も落ちてきました。そこで、ステロイドを体に限界まで入れるという療法を取ったのです。病状は少しずつ良くなったのですが、副作用がひどくて。
突然の難病発症
私はもともと糖尿病の予備軍だったのですが、そんな体でステロイド療法をやったせいで完全な糖尿病に。インスリン注射を打ち続けないといけない生活になったんです。どうにかならないかと医者に相談しても、無理だとしか言われませんでした。
そこで自分なりに勉強して、どうやら野菜がいいらしいと分かりました。もともと野菜は大好きだったので、大量に食べるようにしたんです。まるで芋虫になったみたいに。
野菜は食事の最初に食べるのがいいというので、まずはカレーライスの皿に山盛りにしたサラダを食べるようにしました。夏なら大量のレタスがメイン。春や秋には代わりにキャベツを。レタスとキャベツを中心にして、キュウリ、ブロッコリー、カリフラワーなどをしっかり食べる習慣をつけました。海藻類もいいそうなので、ノリで野菜を巻いて食べるんです。
大盛りサラダを平らげてから、肉や魚を食べて、ご飯をちょっといただくんですが、その時にもインゲンのおひたしや、マイタケを食べるようにしました。
調子が良くなってきたんですが、今度は心臓に問題が起きて。発作で倒れてしまい、救急車で運ばれたんです。
心臓に良いものを食べないといけない。調べたら、梅干しが良いという。塩分が強いので良くないイメージがあったんですが、精製食塩は悪いが、昔ながらの海水を天日干しする製法の塩なら体に悪くないという。そういう塩を使った梅干しを食べてみたら、これがおいしいんですね。酸味とうま味を感じたんです。
同時に、塩自体のおいしさにも気づかされました。例えば宮古島産の雪塩。雪のように細やかな塩で、なめてもうまいんですよ。
それまでサラダにはドレッシングを掛けていましたが、梅干しをつぶしてエゴマ油であえて、掛けるようにしました。
そのような食生活を続けたところ、一時は500もあった血糖値が120くらいまで下がったんです。医者から、インスリン注射を打つと危険だから錠剤に切り替えるように指示されました。今では錠剤を飲む必要もなくなったほどです。
医者も驚く全快
私は全て野菜のおかげだと思っています。医者には「特異体質なんでしょう。まれな例なので、他の人には勧めないでください」とくぎを刺されましたが。
このような食事を続けましたら、舌が敏感になってきました。濃い味つけから、薄い味付けに変わり、食材の味そのものを楽しめるようになったんです。
同じスーパーで買っても、レタスがおいしい時とそうでない時がある。それが分かってきました。私はかみさんと一緒にスーパーに買いに行くんですけど、やがてどういうレタスがおいしいか、どういうキャベツがおいしいかも分かるようになってきて、きちんと見て判断して買っています。
病気のおかげという言い方はなんですが、今は質の良い野菜をおいしく食べられて幸せです。(聞き手=菊地武顕)
きんげんてい・よのすけ 1957年東京都生まれ。76年、金原亭馬生に入門。80年に二つ目昇進。「笑ってる場合ですよ」などのバラエティー番組で女優・宮崎美子の顔面模写をして人気を博す。90年、NHK新人演芸大賞受賞。92年に真打昇進。●角子(さいかち)の俳号を持つ俳人であり、大正大学客員教授も務める。
編注=●は白の下に七
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2021年01月16日

暴風雪対策本部を設置 全職員が現地確認 青森・JA十和田おいらせ
JA十和田おいらせは、暴風雪被害対策本部を十和田市の本店に設置した。現在、全職員が農家組合員に園芸用や水稲育苗用ハウスの倒壊などの被害の聞き取りや現地確認を行っている。指導やさい部は、21日までに結果をまとめる。被害の詳細を把握し、農家が農産物生産の次期作に支障を来さないよう対策などを講じていく。
十和田の地域気象観測システム(アメダス)によると12月の最深積雪は54センチ。……
2021年01月21日
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2021年01月19日

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2021年01月20日
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コロナ禍で撮影が延びた「麒麟がくる」は2月に渋沢栄一にバトンタッチする。日本の資本主義の父、3年後に1万円札の顔になる人である▼渋沢と近藤勇、土方歳三はともに武蔵国の出だが真逆の生涯を送った。片や新時代を切り開き、片や新時代に抗した。郵便の生みの親・前島密は渋沢同様、農民から幕臣を経て明治新政府に登用された。歴史の転換点にわだかまりなくキャリアアップできたのは、中途採用組の強みというべきか。山あり谷ありでドラマ化の素材に事欠かない▼前島は新聞の育成や早稲田大学の基盤を固めた人でもある。蘭学を志し江戸に出立する時の母親の励ましがすごい。〈精神一到何事か成らざらん。一旦(いったん)方針を定めて前進せんとす。何ぞ其(その)歩を躊躇(ちゅうちょ)せんや〉。12歳の少年に金がなくとも諦めるな自弁せよと背中を押した。孟母(もうぼ)三遷(さんせん)の比ではない▼郵は元々宿場を指す字。公用文書を騎馬で継ぎ立てると〈駅逓〉、徒歩で継ぎ立れば〈郵逓〉で、飛脚便のことを〈郵便〉と江戸時代の漢学者は呼んだ。それを彼が採用した(『前島密』山口修、吉川弘文館)。郵便創業、今年150年。通信の主役は手紙やはがきからメールに代わった。きょう「電子メールの日」▼伝える方法は変わっても、情報の重要性には変わりがない。
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2021年01月23日
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キャラクターでグループ討議 コロナ下も情報交換密に 中金ローン担当者会合
新型コロナウイルス下でも、参加者同士が気軽に会話できる情報交換会を──。農林中央金庫は26、27の両日、デジタル技術を活用したローン専任担当者情報交換会をオンラインで開く。映像配信ではなく、参加者それぞれが画面上で人型のキャラクターとなって動ける機能を用意。交流したい他の参加者に近づき話し掛けるなど、集合開催に近い体験を追求する。
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2021年01月25日

ベトナム人を直接雇用 正職員1人、作業員2人 JAゆうき青森
青森県のJAゆうき青森は、ベトナム人3人を同JAでは初の職員として雇用した。雇用したのは正職員1人と作業員2人。いずれも日本人職員の高齢化に伴い、次世代の職員として知識や技術の継承を担う。3人はJA所有の寮「耕心館」で、外国人技能実習生ら18人と共同生活を送りながら、酪農振興センターで乳用雌子牛の育成や飼養管理、草地管理の業務を行う。
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2021年01月25日
2年ぶり中国向け米輸出再開 国内3工場で物流効率化 全農パール神奈川工場
全農パールライス神奈川精米工場(神奈川県綾瀬市)が、中国向けの米輸出を2年ぶりに再開した。2018年に中国が検疫対象とするヒメマダラカツオブシムシが発見され輸出を停止したが、駆除を続け虫が一定期間発生していないことを確認した。国内の中国向け精米施設が3工場に戻り、輸送の効率化が見込まれる。
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2021年01月24日

生徒の思い商品化 スイーツで独自銘柄
第1弾は県産黒糖 JAおきなわ「mamu―i」
JAおきなわは、独自のスイーツブランド「mamu―i(マムイ)」を立ち上げた。JAの知名度を生かした新ブランドの展開で、新たな販路拡大と県産農産物の消費拡大に弾みをつける。第1弾の商品として沖縄黒糖を使った「ざわわショコラ」を先行発売した。
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2ページ目は『「白バラ牛乳」×「北栄町産イチゴ」のカップケーキ販売 26日から山陰地区で 大山乳業農協と鳥取中央育英高』がご覧になれます。
2021年01月23日

飼料米 立て替え払い推進へ 10アール5万円 栃木・JAなすの
年間10万トン減るといわれる米の需要は、新型コロナウイルスの影響で減少に歯止めがかからない。2021年産の主食用米は大幅な下落が予想され、非食用米への作付け転換が求められている。JAなすのは、21年産の飼料用米を作付けする出荷契約者を対象に、10アール当たり5万円を立て替え払いする独自の対策に乗り出す。米農家の経営安定・維持の後押しを目的に、昨年10月から検討を進め、12月下旬の理事会で最大4億円を立て替え払い金に充てることを決めた。
2021年01月22日

直売所連携で協定 農産物の需給拡大へ 徳島7JA県など
徳島県内の7JAと県、中国四国農政局は21日、県産農産物の需要と供給を拡大するための協定を徳島市で結んだ。直売所間で連携を進め、効率的な物流網の構築や、相互に農産物を直売所で販売する体制をつくる。新型コロナウイルスの影響で都市圏の販売が振るわない中、地産地消へ回帰するための足掛かりとする。……
2021年01月22日
直売所ライブ配信第2期 オンライン販売前面 JCAが31日から
日本協同組合連携機構(JCA)は21日、各地の直売所をライブ配信でPRする「食育ソムリエバーチャルまるしぇ」の第2期を31日から始めると発表した。今期は、視聴者が農産物を購入できるオンライン販売や商品取り寄せを前面にPR。新型コロナ禍で外出が限られる中、消費者とオンラインでつながり強化を図る。3月まで7カ所のJA直売所を予定する。……
2021年01月22日

特定生産緑地移行 都市農業振興へ勝負の一年 行政と連携集中対応 JAグループ
30年間の営農継続などの条件で税制優遇措置を受ける生産緑地の多くが2022年に指定30年を迎える。JAグループは都市農業振興に向け、同措置を引き続き受けられる特定生産緑地への移行を進める考え。指定30年を過ぎると移行はできないため「21年の取り組みが鍵を握る」とし、JAに集中的な対応を呼び掛ける。神奈川県のJAはだのは管内の農地保全を目指し、申請支援に力を入れる。(石川知世)
秦野市内の生産緑地は約100ヘクタール。……
2021年01月21日

今こそ地域で輝こう 全国女性大会
JA全国女性組織協議会(JA全国女性協)は20日、第66回JA全国女性大会を開いた。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、動画投稿サイト「ユーチューブ」を使って開催。大会宣言では「できることから活動に取り組み、女性組織の仲間を拡大する」ことなどを提案。宣言は27日正午まで意見を募った後に、採択する。
東京都千代田区から全国に向けて配信。……
2021年01月21日

暴風雪対策本部を設置 全職員が現地確認 青森・JA十和田おいらせ
JA十和田おいらせは、暴風雪被害対策本部を十和田市の本店に設置した。現在、全職員が農家組合員に園芸用や水稲育苗用ハウスの倒壊などの被害の聞き取りや現地確認を行っている。指導やさい部は、21日までに結果をまとめる。被害の詳細を把握し、農家が農産物生産の次期作に支障を来さないよう対策などを講じていく。
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2021年01月21日