奈良県で鳥インフル 殺処分対象8・3万羽 今季初11年以来

 農水省と奈良県は6日、同県五條市の採卵鶏農場で鳥インフルエンザの疑似患畜を確認したと発表した。高病原性と確認されれば今季16例目。殺処分の対象は約8万3000羽で、同日午前中から対応を開始。移動・搬出制限区域を設け、車両消毒などの防疫措置を進めている。同県での発生は今季初めてで、2011年2月以来となる。

 県によると、5日午前9時40分に発生農場が死亡鶏の増加を県家畜保健衛生所に通報。正午に死亡鶏30羽のうち11羽を簡易検査し、A型インフルエンザ陽性と判明。6日午前0時に高病原性の疑いがあるH5亜型の疑似患畜と判定した。

 半径3キロ圏内の移動制限区域には、五條市内の2戸が家禽(かきん)70羽を飼育。半径3~10キロ圏内の搬出制限区域内は同市内の10戸約4万7000羽の他、隣接する和歌山県橋本市の6戸約13万6000羽も入っている。

 農水省は同日、鳥インフルエンザ防疫対策本部を開いた。野上浩太郎農相は「渡り鳥のシーズンが続く。発生地域以外の全国どこであっても発生リスクがあるとの認識で、警戒を強めてほしい」と呼び掛けた。

 今季の鳥インフルエンザは香川、福岡、兵庫、宮崎に続き5県目。野鳥では北海道と新潟、鹿児島の3道県で、ふんなどから高病原性のウイルスを検出している。
 

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