鳥インフルで全国7600農場調査 1割が飼養管理に不備

 農水省は18日、高病原性鳥インフルエンザの多発を受けて全国一斉に実施した飼養衛生管理の自己点検結果を公表した。採卵鶏や肉用鶏などを飼育する約7600農場のうち、1割で「鶏舎ごとの専用の靴に履き替えていない」などの改善点が見つかった。同省は都道府県による指導を通じ早急な対応を促した上で、来年1月に再度、調査結果をまとめる。

 飼養衛生管理基準は、家畜の飼養者が守るべき衛生管理方法をまとめたもの。今シーズンの発生農場で実施が不十分とされるケースが多かった7項目について、農場に自主点検を求めた。

 最も順守率が低かったのは「家禽(かきん)舎ごとの専用の靴の設置および使用」の項目で、報告のあった7666農場のうち、12%の農場で何らかの不備があった。

 「衛生管理区域に立ち入る車両消毒等」の項目は7630農場中11%、①衛生管理区域内専用の衣服と靴の設置②鶏舎に入る人の手指消毒③野生動物侵入防止のためのネットの設置や修繕――の各項目も10%ほどの農場で改善が必要だった。

 野上浩太郎農相は飼養衛生管理の徹底に向け、「都道府県はスピード感を持って指導・助言をお願いしたい」と訴えた。
 

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