青い花で和んで 医療・福祉現場に苗贈る コロナ禍で減産農家を支援 東京都公園協会

花壇用パンジーの出荷に向け準備する坂井さん(東京都杉並区で)

 東京都公園協会は、新型コロナウイルス感染拡大によるイベント中止などで減産を迫られた都内の花き農家を支援するため、花壇制作のプロジェクトを展開中だ。ウイルス対応に当たる医療・福祉従事者への感謝を伝えるため、青色のパンジーやビオラを中心に、都内の老人ホームなどに植えてもらう。制作費用はインターネットを通して募っている。

 同協会がJA東京中央会を通じ、都内の花苗農家25人ほどから花を調達。「ブルーガーデンプロジェクト」と題して、老人ホームなど25団体が300株ほどを植える。費用はクラウドファンディングで集め、目標は100万円。23日時点で40人から40万円ほどが集まった。

 町田市の特別養護老人ホーム、高ケ坂ひかり苑では、入居者や職員ら15人が花を植えた。同施設のケアマネジャーの小林秀行さん(38)は「感染を防ぐために気持ちを引き締めて仕事に当たる中、職員の心が癒やされる。農家だった入居者もいて、土いじりで昔話が弾んだ」と喜ぶ。

 協力農家の一人、杉並区の26アールで花苗を生産する坂井清人さん(47)は「式典などの中止で減産した仲間がいる。医療関係者への感謝を伝えるとともに、心がふさぎがちな時にこそ花を生活に取り入れる機会になってほしい」と、活動の広がりを期待する。

 クラウドファンディングの期間は25日までだが、1月15日までは、同協会が指定する口座への振り込みで支援ができる。
 

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